黒い雪とインターナショナル

祈りの手を流雪溝にぶち込め

2015/3/6

 昨日は二日酔いのせいで、同い年の従兄弟およびその2歳下の妹や祖母が集まった飲み会を十分に楽しめなかった。今日はすごく寝たのでだいぶ調子がよかった。

 昼に起きてすぐ、祖母や従兄弟、妹と近くの食堂に行く。小さい頃からの馴染みのお店。ラーメンと餃子2枚を平らげた。

 食堂には車の乗車人数の関係で俺と従兄弟は徒歩で向かった。以前すすめた佐々木中の影響で従兄弟がここ最近哲学書に興味を示している。とても良いことだと思う。俺はニーチェデリダ脱構築の手法にどう影響しているかみたいな話をした。

 飯食ってから、新しい通帳を作りに銀行に行って、軽くブックオフを冷やかしてから同じ町内の祖母の家に帰宅。フランス語をしこしこ勉強。従兄弟は傍でツァラトゥストラを読んでいた。

ツァラトゥストラ (中公文庫)

ツァラトゥストラ (中公文庫)

 途中で従兄弟たちは帰宅。昔少しばかり活動家に足を突っ込んでいた祖母「がんばろう」を聴きながら勉強継続。母が夕方に帰ってきたのでそこで実家へと戻った。帰り際、祖母から鱈の粕漬けをもらった。

 実家についてからは、夕飯ができるまで読み終えたスピノザ『知性改善論』のレジュメを書く。近々ブログに公開する。

 夕飯にはナシゴレンが出た。美味かった。先輩のノイジシャンの話やこの前発掘した1年生の時の俺の音源の話をした。

 その後は自室でまたフランス語の勉強。風呂はいつも朝に入ることにしている。ひと段落ついたので読み続けてはいるものの未だ読了できていない『アンチ・モラリア』に着手。けちょんけちょんにされる。


 打ちのめされた悲しみを引きずりながら内村さまぁ〜ずを観、今に至る。明日からの旅行の準備は未だできていない。目覚ましにAnother Breathの「Jailbreakをセットする。

2015/3/4

 別に毎日日記をつけたいわけではないけれど、暇だったから。

 朝6:50に秋田着。夜行バスで隣だった兄ちゃんの寝方がアグレッシブすぎて寝不足。眠いまま実家着。実家に着いたら飯を書き込む。腹が減っていた。

 その後17:00まで寝る。眠かった。

 フランス語の勉強をしながら夕飯に備える。

 夕飯は石川県で有名な味噌系鍋。鶏肉が美味い。両親に母性は虚構だという話をする。大学生の妹もいたのでセクトのヘルメットの話もした。

 散々夕飯で飲んでその後みんなが寝静まってからフランス語の勉強。また酒を飲む。明日は二日酔いだろう。 とりあえず内村プロデュース観ながら寝る。明日はスピノザの日にする。

2015/3/3

 3月3日は朝方に大学の成績発表があった。20単位中14単位が取れていた。いつもは6単位くらいしか取れない俺にしてはよかった。今年で学部生生活にケリをつける。

 成績発表を見たのはアルバイト先で、明け方のもろもろの仕事を終えてからだった。6:30起床のところをいつものように30分寝坊して、それでもなおのんびりと業務をこなした。お金がないので朝ごはんは抜き。

 この夜、夜行バスで実家に帰る予定があり、というのも、東京で暮らせるほどのお金が全くないからという戦略的な帰省という面もあるが、体調を崩している祖父に会うためであり、実家の両親や祖母、叔母、同じく帰省している従兄弟たちに会うためというのが大きい。もっとも、荒涼とした懐の寒さも理由として決して小さくはない。

 帰宅後、濃いめの煮干し醤油ラーメンを作って内村プロデュースを観ながら食べる。睡眠をろくにとっていないから、当番をしている交流スペースの運営会議まで寝る。おそらく今日は本を読む時間がない。

 帰省のためのなんやかんやで前述の運営会議に遅れる。果たしてここの運営は続けられるのか。議論が盛り上がる中、帰省というケツありだったので早抜けする。

 迷いに迷ってバスの待ち合わせ場所に到着。おそらくあと二三の判断ミスをしていたら置いてきぼりを食らっていただろうと思う。危なかった。車内は格安夜行バスらしく極々狭い。しかしコンセントがあるためiPhoneの充電を気にせずこの文章が書けている。

 途中のSAで空腹のまま煙草を吸って気持ち悪くなった。最後の煙草だった。渇いた喉の少ない水が煙草の煙を吸収して、ヤニの臭いだけ喉に残して消えた。この全ては煙草が悪いのではなくて、空腹が悪いし、喉の渇きが悪い。なんだかんだ最後は財布の重さは心の軽さなのか。ふざけんな。

 ヤニでくらくらしつつ、煙草を渇望して、何か食べ物を腹に入れたがっている。到着は6:50。歯を食いしばりながら眠る努力をする。